コンビニで、おにぎりやお弁当と並んで意外な存在感を発揮しているのが、巻き寿司やいなり寿司をなどの寿司メニューだ。コンビニグルメに詳しいフリーライターの小浦大生氏はこう話す。
「コンビニ各社がそれぞれ定番商品として提供しているのが、手巻き寿司です。納豆巻きのほかマヨネーズを使った商品なども人気で、おにぎりのバリエーション的な位置づけにもなっています。そのほか、助六寿司や太巻き、細巻きなども定番です」(以下同)
そこで、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの大手コンビニ3社のお寿司メニューのラインナップを比較。小浦氏に解説してもらった。
いなり寿司が“大ボリューム”化したセブン-イレブン
セブン-イレブンで販売されている主なお寿司メニューは以下の通りだ。
『手巻寿司 たらこマヨネーズ巻』(140円、税込み、以下同)
『手巻寿司 だしが決め手納豆巻』(145円)
『サーモンの寿司』(183円)
『やわらかジューシーいなり 2個入り』(205円)
『助六寿司』(421円)
『細巻納豆(ひきわり)』(243円)
『具たっぷりサラダ巻(ツナ3巻・カニカマ2巻)』(321円)
……など。
「基本的には定番のメニューが並ぶセブン-イレブンですが、その中で『サーモンの寿司』はセブンならでは。これはコンビニでは珍しい“押し寿司”で、サーモントラウトを使用しています。おにぎりに比べれば具材の割合が高いので、その点では食べごたえもあります。
そして、『やわらかジューシーいなり 2個入り』も特徴的です。2個入りで205円というのはいなり寿司としては高めにも感じますが、1つのボリュームがかなりある。それこそおにぎりくらいの大きさなので、しっかり食べたいという人にはおすすめでしょう。以前は3個入り186円だったので、2個入り205円にリニューアルされたことに対して、ネット上では“単なる値上げなのではないか”との指摘も多かったのですが、油揚げの厚さやボリューム感はかなりアップしていて、また別の味わいになったと思いますね」