秋の行楽シーズン本番だ。今年の9月や10月は3連休も多く、家にこもらずアクティブに過ごしたいところ。
特にまだ計画を立てていないなら、「芸術の秋」にふさわしくミュージカルや演劇鑑賞などはいかがだろう。通常、公演チケット代は前売り券がお得に思えるが、海外の有名なミュージカルも、当日、直前なら最大半額で観ることができる。
その日の公演チケットを公式に割引販売するサービス「TKTS」という、本場アメリカ・ニューヨークのブロードウェイ発祥のディスカウントチケットストアが最近、渋谷ヒカリエ(東京)や大阪・難波などにオープン。当日または翌日の公演が対象で、一部は定価もあるが、基本的には2~5割引きで販売される。
言わずと知れた『ウエスト・サイド・ストーリー』やコメディーミュージカルの傑作『ペテン師と詐欺師』など、公演のラインアップは豊富で、公式サイトでチェックすることも可能。ただ、オンラインでの予約販売は行わず、店頭のみの販売となる。海外のミュージカルや演劇だけでなく、能や歌舞伎といった日本の伝統芸能も取り揃えている。航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんが語る。
「NYでは、まず『TKTS』に行って値段を確認してから、他の販売ルートで買うという人が多いそう。インバウンドの影響もあって日本にも上陸し、渋谷ヒカリエをはじめ都内各所や大阪、名古屋などにもチケットストアがオープンしているので、今後注目が高まるのは必至。いち早くチェックしてほしい」
※女性セブン2019年9月26日・10月3日号