今回の消費税の増税では「軽減税率」「キャッシュレス化」「ポイント還元」と、これまで聞きなれない言葉ばかりが並んでどうしたらいいのか頭が混乱するばかりだ。でも、経済本で日本初のミリオンセラーを記録し、家計管理のエキスパートでもあるカリスマ講師の細野真宏さんは「それぞれの意味を考えればシンプルに理解できる」と言う。そこで、それぞれをわかりやすく教えてもらった!
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「軽減税率」とは?
生きていくには欠かせない「食費」の消費税は8%のまま据え置かれます。ただし「贅沢品」と見なされる外食とお酒は10%になる。また、定期購読にしている紙の新聞については例外的に消費税8%のまま据え置き。ただし、コンビニや駅で買う場合は、10%となります。
つまり、毎日の食費は消費税の影響を受けない、というのが肝だから、生活が苦しくなるわけではなさそうです。
「キャッシュレス化」とは?
日本では海外に比べると、現金(キャッシュ)で買い物をする場合が多い。ただ日本はこの先、人口が急激に減るため海外の旅行者の買い物が大事にもなってきます。そこで、カードやスマートフォンなどで簡単に買い物ができるように「現金」を使わずに済む仕組みの導入を今回の消費税アップに合わせて進めるわけです。
日本では、特に中小企業のお店でキャッシュレス化の仕組みが進んでいないので、この機会に中小企業でキャッシュレス化を進めて、中小企業のお店での買い物を盛り上げようとしているのです。