消費税増税で損をしないために夏のボーナスを利用して、今のうちにあれこれ買っておこうと考える人も多い。だが、節約アドバイザーの丸山晴美さんは「今回は、今までのように買いだめすると、節約どころか、損をすることがあるんです」と言う。
日本の消費税は、平成元年(1989年)4月1日に3%が導入されて以来、5%、8%を経て、令和元年(2019年)10月1日に10%に引き上げられる見込みだ。
今までの消費税増税と違うのは、酒類および外食を除く食品表示法に規定されている飲食料品と、週2回以上発行の新聞は軽減税率の対象となり、消費税が8%に据え置かれることだ。
「普段から節約を心がけている主婦にとって、2%の差は大きいものですが、生きていくのに必要な飲食料品にかかる消費税はそのまま。
さらに、増税前の駆け込み需要の反動による消費の落ち込みを抑えようと、キャッシュレス決済での買い物には、最大5%をポイントで還元する政策が2020年6月まで実施されます。高価なものほど消費税額も上がりますが、何でもかんでも『増税前に買う』のではなく、買うべきもの、買わなくてもいいものの見極めが必要です」(丸山さん)
丸山さんのアドバイスのもと、買う&買わないリストを以下にまとめた。今のうちにじっくり検討し、来る増税に備えよう!