秩父、長瀞、森林公園など、行楽スポットにも近く、アウトドアを楽しむにはうってつけ。ゴルフ場も車で15分程度です。7月に開催される熊谷うちわ祭りは、関東のお祭りとしては屈指の盛り上がりを見せます。建物の中を旧中山道が貫く八木橋百貨店は地元民の誇り。全国ニュースにたびたび登場した温度表示パネルを覚えている方も多いでしょう。さらに武蔵野うどん、雪くま(ご当地かき氷)、フライ、ホルモンなど、特色のあるグルメも充実しています。
都心部まで距離はありますが、湘南新宿ラインで池袋まで57分、新宿まで63分。新幹線を使えば東京まで30分ちょっとです。朝のラッシュ時、熊谷からでも何とか座ることは可能ですが、どうしても座りたければ、隣の籠原駅から始発列車がバンバン出ているので、そちらを最寄り駅に選べば、ゆったり座って通勤が可能です。
気になるのは猛暑でしょう。冒頭でも述べた通り、熊谷の印象と言えば「猛暑の街」。2007年に当時の日本最高記録となる40.9℃を記録すると、「あついぞ熊谷」をキャッチフレーズにしてPR材料にしていました。しかし、今や日本のどこに住んでいても、夏になればクーラーはつけっぱなしが当たり前。熱帯夜の日数は都内の方が多いのですから、猛暑は1つの“話のネタ”です。それよりもむしろ注意したいのは冬の寒さ。朝晩は都心部より3~4℃低いのは当たり前で、強い北風が吹きすさび、地元民いわく「こちらの方が辛い」という声もあります。ここは「四季のメリハリが感じられる」と、好意的に捉えましょう。
家賃相場はワンルーム・1K・1DKで4.39万円(ライフルホームズ調べ。9月25日時点)と、かなりリーズナブルで、2000万円台で新築一戸建てを手に入れることも十分可能です。都心部へはちょっと遠くても、地元愛を感じさせる要素が色々とあるのは大きな魅力。都会すぎず、田舎すぎず、バランス良く色々なことを楽しめる、魅力あふれる街だと思います。