さまざまなものが中古でやりとりされるなか、中古スマートフォンを買う日本人はまだまだ少数派かもしれない。しかし、外国人にとっては“お宝”に見えるようだ。「日本土産と言えば、中古スマホ。特にiPhone」と言う外国人たちの本音を聞いた。
東京・秋葉原でiPhone XSを購入したという30代の中国人男性・Aさんは、日本製ではなく“日本人が使っていたこと”が大事だと話す。
「もちろん日本製ということは信頼できる大きなメリットですが、日本人が使っていたというものも、もはや“ブランド”。実際、中国ではiPhoneの日本モデルは他のモデルよりも高く取引されているケースも多いです。対応バンド数が多いという点もありますが、日本人はきれいに使っているイメージが強いということも間違いなくあります」
iPhone XSを、自分用と友人に頼まれた分の計3台を購入したというAさん。「思わぬ当たりを引いた」とご満悦だ。
「この前買ったXSも、中古とは思えないほどで、まるで新品みたいでした。しかも、傷が少しついているくらいで大幅に安くなる。日本の店員による目で、しっかりとチェックされているのも安心ですね。購入した1台がApple Care+に入っていたうえ、その価格が上乗せされていませんでした。びっくりしました。素晴らしいですね」(Aさん)
日本で働く親戚を訪ねて訪日したという20代のインド人女性・Bさんは、池袋の中古携帯ショップでiPhone7 Plusを購入したという。
「親戚から、日本でiPhoneを購入したと聞いてびっくり。インドでは、iPhoneはお金持ちが持っているものというイメージで、一種のステータスのようなものです。しかも、親戚は日本で売っているスマホは『中古でも長く使える』と話していたので、私も購入することにしました。人が使った形跡がないくらい、傷がないし、しっかり動くいい製品でした」