仕事とは関係なく、会社内の有志が集まって定期的にスポーツやレクリエーションを行うための、サークルやクラブ活動。補助金を支給して活動を奨励する企業もあれば、有志によって支えられている例もある。企業のサークル活動に参加する人たちの、率直な意見を集めた。
リアルスポーツだけでなく、流行りのeスポーツも
40代の女性・Aさんの勤務する大手メーカーでは、社内の部活動が盛んだ。
「テニスや野球、ヨガなどの体育会系の部活もあれば、登山やeスポーツ、料理などの文化系の部活もあります。本社だけでなく、各拠点でもサークルが活発に行われているので、全体で数百個のサークルがあるのではないでしょうか」(Aさん)
Aさん自身は、生け花サークルに参加している。主な活動は、月に1回行われる教室でのレッスン参加だ。
「1人で街中の生け花教室に通うのはハードルが高いなと感じていたところ、社内サークルの存在を知り、加入しました。レッスン料の半分を会社が支払ってくれるため、お得感もある。別部署の同僚と仲良くなることもありますが、お互いに干渉し過ぎずに、適度な関係を保てることが一番のメリット。趣味と人脈の幅も広がります」(Aさん)
社内外の交流が進む反面、噂話に辟易とすることも
30代のBさんは、勤務するIT企業のフットサルクラブに所属している。活動内容は、週1、2回の練習や、業界内の他企業との試合や大会参加が中心だ。
「運動不足やストレスの解消をしながら、社内だけでなく、業界内での交流を深められることが一番のメリット。試合を通じて人脈も広がるので、将来的な転職にも役立つんじゃないのかな、という思いもあります」(Bさん)