韓国通貨「ウォン」が日本円に対して、この4年間で約25%も下落している。そんな円高ウォン安の進行で韓国製品を安く買えるとあって、韓国製品をネット通販で購入する人が増えている。しかし、そこには注意すべき点もあるという。
格安で商品を販売する海外通販サイトは多いが、詐欺まがいの業者がゼロとは言い切れない。ITコンサルタントでジェットラグ代表の斉藤慎さんはこんなアドバイスをする。
「サイトの中には決済方法が『銀行振込のみ』というところもありますが、お金だけ取られて商品が届かない場合があるので、避けた方がいい。カード決済を導入するためには多くのハードルがあり、それをクリアしていれば、一定の信頼はおける」
さらに、トラブル防止のヒントはまだある。
「ツイッターやフェイスブックなど、SNSへのリンクがあって、ちゃんと機能しているところは信用できる。できればSNSの『いいね!』が適度についているかも確認してください」(斉藤さん)
決済前には、手数料や送料が適正かどうかを確認することも大切。無事注文できたら、あとは商品の到着を待つだけ。届いた商品が壊れていたり、不具合があったら、という不安に、韓国商品買い物代行通販サイト「イイコレ!」店長の昆雅之さんが答える。
「仕事で大量の商品を発送していますが、到着時に破損していたというクレームは年間でも数件あるかないか」(昆さん)
個人使用で一定の範囲内の額であれば、関税や消費税は課されないというが、注意すべき品目がある。
「革靴は値段にかかわらず一律1足4300円の関税がかかる。たとえ価格が100円でも、注意してください」(斉藤さん)