韓国経済の低迷を背景に、通貨「ウォン」が日本円に対してこの4年間で約25%も下落した。逆に言えば、今ならば韓国のすべての製品が「25%割引」で買うことができる――。どんな商品、購入手段があるのか。
格安航空会社(LCC)の「ティーウェイ航空」は、毎月1週間、2~3か月先の航空券を超低価格で販売するサービスを開始。今年12月~来年1月の韓国行き航空券は、なんと片道1000円の破格で販売している。
それは極端な例だとしても、日本・韓国間の航空券は最近、かなり値下がりし、LCCを使えば往復で1万~2万円のチケットも多い。
「昨今の日韓関係の悪化を背景に、旅行者が減っていることが主な理由です。航空各社は便数を減らすなどして対応していますが、航空チケットや旅行ツアーは“叩き売り状態”のものも少なくない」(旅行代理店関係者)
2000年代前半に始まった「韓流ブーム」がきっかけになり、女性の間で韓国といえば、ショッピングやグルメ、美容などで手軽に観光を楽しめる隣国として人気を集めてきた。 10月上旬、韓国一の観光スポット、東大門(トンデムン)。韓流ファンと思しき日本人女性が、お土産でいっぱいの買い物袋を見せてくれた。
「ふだんから韓国製のコスメや服を愛用しているんですが、今、円高ウォン安で超おトク。ちょっと前の2~3割は安いから、ついつい、いろんな商品に手が伸びちゃいます」