特に今、韓国では「ドクターズコスメ」が流行中だ。美容クリニックや皮膚科、製薬会社が開発した基礎化粧品で、高い機能性を備えている。
たとえば、フェイシャルパックが有名な「メディヒール」は日本にも工場を持つ高品質がウリ。1枚200円弱で買える手軽さも魅力の1つだ。「ドクタージャルト」のクリームは、シミ・しわ・そばかすのほか、美白効果やニキビ跡の改善などを謳う。
「近年、ツボクサから抽出された肌再生効果を持つ成分『シカ』配合のスキンケアが韓国では絶大な人気。今では多くのブランドから『シカ』の名を冠したスキンケア商品が発売されていますが、ブームの火付け役になったのがドクタージャルトのシカペアシリーズ。低刺激で敏感肌でも効果が実感できると口コミが広がり、今ではすっかり定番アイテムです」(ジャヨンミさん)
また、韓国ならではの成分が配合された「雪花秀(ソルファス)」も大人気。ヨン様やチェ・ジウ、イ・ビョンホン愛用で話題になったメーカー「アモーレパシフィック」を代表するブランドでもある。
「高麗人参をはじめとする5種類の韓方ハーブを独自にブレンドした美容成分を配合しています。肌がしっとり、柔らかくなると人気です。雪花秀の滋陰(ジャウム)2種セット(化粧水&乳液)は日本での販売価格が1万5000円のところ、韓国なら1万円程度で手に入ります」(ジャヨンミさん)
一方、少し若い女性向けの安いコスメも見逃せない。パッケージがかわいかったり、色が豊富で大人もチャレンジしやすいからだ。
なかでも「CLIO(クリオ)」は、ディオールやイヴ・サンローランなどが類似品をリリースするほどヒットしたクッションファンデーションが評判。指原莉乃が2017年の「AKB48選抜総選挙」に出演した際に使用して話題となったアイシャドーは1500円程度だ。