たとえば、PayPayを使う場合、銀行口座やクレジットカードから事前に入金(プリペイド)するか、即時もしくは後日支払い(ポストペイ)にするか、どちらかが必要になる。そこでPayPayと相性のいいクレジットカード『ヤフーカード』から入金すると、買い物時のボーナスポイント1.5%だけでなく、チャージポイント1%がたまる。さらに、ヤフーカードには『Tポイント』もついているので、Tポイント加盟店で提示することで、店舗によって最大1%が上乗せされます。相性のいい決済方法と入金方法を組み合わせれば、何重にもポイントをゲットすることもできるんです」(菊地さん)
そうした“最強に得する”スマホ決済アプリとクレジットカードの組み合わせには、以下のものがある。
■PayPay×ヤフーカード
「PayPayで支払う(1.5%)」「ヤフーカードからチャージ(1%)」「Tポイントをためる(0.5%)」のポイント3重取りが可能。政府の還元ポイント(最大5%)でさらにお得。
■楽天ペイ×楽天カード
決済とチャージと「楽天ポイントカードの提示」でポイント3重取り。毎月「5」と「0」の付く日はポイント5倍。不定期開催の「お買い物マラソン」でポイント40倍以上も。
■Suica×ビュー・スイカカード
ビューカードシリーズには、ルミネでの買い物が5%オフになるルミネカード、Suicaで支払うとビックポイントが10%還元されるビックカメラSuicaカードなどがある。用途に合ったものを選びたい。
また、ポイントをしっかりためるには、自分がよく使う店がそのポイントに対応しているかを見極めることも大切。たとえば、楽天市場やファミリーマート、ローソンなどをよく使う人は「楽天ペイ」が使いやすい。ドコモのスマホユーザーや、マツモトキヨシ、無印良品を愛用する人は「d払い」との相性がいいようだ。
ただし、いちばんよくないのは、あちこちでポイントをためようとしてサービスを併用しすぎること。ポイントを一本化するのは難しく、ゼロまで使い切るのも至難の業。自分の生活シーンに合わせて、QRコード決済から1つ、IC決済から1つに、使うサービスを絞り込むのが、スマホ決済のミソだ。
※女性セブン2019年11月7・14日号