消費増税に合わせてスタートした国の「ポイント還元制度」をどう活用するか。たとえばQRコード決済なら、クレジットカードとひも付けることで、QRコードで支払った際のポイントと、クレジットカードのポイントの「2重取り」ができるのだ。これに加え、政府のポイント5%還元(最大)が上乗せされ、「3重取り」も可能になる。
では、実際の決済では、どんな組み合わせでどれくらいポイントがもらえるのか、別掲の早見表にまとめた。まず注目したいのは、増税に合わせて、大型キャンペーンを実施しているQRコード決済サービス「PayPay」だ。ポイント情報サイト「ポイ探」代表の菊地崇仁さんが語る。
「PayPayをヤフーカードでチャージして支払うと、政府還元の5%が付く。5%還元の店舗の場合、そこにPayPayボーナス5%+ヤフーカードのチャージポイント1%が付く。さらに、Tポイント加盟店での利用の場合、Tカードを提示すれば、店舗によって最大0.5%ポイントが上乗せされ、ポイントの4重取りも可能に。最大11.5%の還元です」
同じくQRコード決済の「楽天ペイ」も大型キャンペーンを実施中。消費生活ジャーナリストの岩田昭男さんが話す。
「政府のポイント還元は店舗によって5%や2%と分かれますが、楽天ペイは、どこで使っても一律5%還元してくれます。つまり、2%のお店で支払った時は、3%分のポイントを付けてくれるということ。さらに、ファミリーマートやセブン-イレブン、ローソン、ミニストップの大手コンビニ4社は、特例で2%の政府の還元に加えて、楽天の5%が付き、楽天カード(1%)とひも付ければ、合計8%の還元率になります」