観光客が訪れるのは江ノ島や砂浜、江ノ電の江ノ島駅と小田急の片瀬江ノ島駅を結ぶ商店街ぐらいでしょうが、もう少し海から離れれば、ごくごく普通の閑静な住宅街が広がります。スーパーや個人商店などもあり、日常の買い物は徒歩圏内で済ませられますし、藤沢か大船まで足を伸ばせば何でも揃います。東京までは乗り換え込みで1時間20分前後なので、十分通勤圏内です。
家賃相場はワンルーム・1K・1DKで5.00万円(湘南モノレール駅。ライフルホームズ調べ、10月24日時点)と、案外安く、「この値段なら!」と感じる人はいるでしょう。一般的には江ノ島=夏のイメージですが、それ以外の季節でも、波の音をBGMに本を読んだり、砂浜でペットを散歩させたり、遠くに望む富士山を写真に収めたり、ただボーッとしたり……楽しむ方法はいくらでもあります。街行く人を見ると、日焼け率が圧倒的に高く、スポーティーな服を軽快に着こなした若々しい人が多くて、インドア派の人はアウェイ感があるかもしれません。いささか抽象的かつ主観的な言い方になりますが、「サングラスが似合う人が似合う街」でしょう。