「会社内の上下関係や結びつきが強く、どう考えても招待しないと角が立つ人が多すぎる。結果的に、仲の良い友人でも二次会からの参加にしてもらい、披露宴には会社の局長や部長などの役職者を優先。席順にも苦労しましたが、今後定年まで同じ会社で働き続けることを考えると、仕方のない判断だったのかなと思います」(Bさん)
現在結婚式に向けた準備を行っているのは、メーカーで働く20代の女性・Cさん。会社の同僚や先輩を可能な限り招待しようとしている。
「合計80名の参列者のうち、会社関係の人は10名前後呼ぶ予定です。私にとって結婚式や披露宴は、親を喜ばせるためのもの。スピーチを会社の偉い人に依頼したのも、両親への格好がつきやすいから。会社の同僚を呼べるぐらいきちんと仕事をしていることを知ってもらい、少しでも安心してもらいたいです」(Cさん)
会社の人を呼ぶか、呼ばないか。招待客ひとつにも、それぞれの人生観が反映されているようだ。