環境汚染の原因となるプラスチックごみ削減目的に検討されているプラスチック製レジ袋の有料化。経産省と環境省は11月1日、スーパーやコンビニなどでのプラスチック製レジ袋の有料化開始時期を2020年7月とする方針であることを発表した。また、環境負荷が少ないバイオマス素材を使ったレジ袋に関しては有料化から除外される予定だという。
すでに、いくつかのスーパーマーケットや小売店ではレジ袋の有料化は導入済み。価格は店舗によって異なるが、小サイズで2~3円、大サイズで3~5円くらいが相場である。この有料化について、消費者はどう捉えているのだろうか。
30代の女性会社員・Aさんは、近所のスーパーマーケットでレジ袋の有料化が実施されたことで、つねにエコバッグを持ち歩くようになったという。
「スーパーに行く頻度は2?3日に1回。食材だけでなく、シャンプーや洗剤といった日用品も買います。有料化される前は、日用品を買った時はレジ袋をもらわず、食材を買った時は普通にレジ袋をもらっていました。でも、有料化されたことを機に、“完全エコバッグ派”になりました。外出するときは基本的にエコバッグを持っています」
また、エコバッグを持ち歩く習慣がないために、不本意ながらレジ袋を買ってしまうこともあるというのは、20代の女性会社員・Bさんだ。
「近所のスーパーまで、ちょっとした夜食や飲み物なんかを買いに行く時、いつもお財布だけを持って家を出てしまう。会計の時に“エコバッグ忘れた!”ということはしょっちゅうです。結局、レジ袋を買ってしまい、毎回のように罪悪感に苛まれます。3?5円という価格について、そこまで高くは感じないものの、やっぱりもったいないとは思います。来年7月までに、エコバッグを持つ習慣をちゃんとつけておきたいです」