破局危機ともいえる状況を変えたのが、同室にしたことだった。
「やっぱり同室にすると、会話もスキンシップも増える。お互いに同じ時間にベッドに入れるときは、その日に起きた出来事を報告し合うことを習慣にしました。そのときの話は、一切、相手に否定的なことを言わないことをルールにしました。夫婦関係が改善したのはもとより、彼が残業が少ない会社に転職することを決めてくれました」(Bさん)
同室でも、“別室のような空間”を作り出した夫婦もいる。30代男性会社員のCさんだ。
「僕は独身時代から隣に誰かいるとあまり眠れないタイプで、妻はすぐに寝られるタイプでした。一緒のベッドに寝るのが苦手で苦痛になっていたので、同じ部屋にシングルベッドを2台置いています。少しの距離ですが、寝返りも好きなだけうてるし、快適です。ただ、僕のいびきがうるさいみたいで、妻は耳栓をつけているみたいですが(笑)」
同室か別室か、一概にどちらがいいとは言い切れないが、それぞれの夫婦関係によって、ベストな選択は変わってくるのは間違いないだろう。