年末年始は忘年会・新年会の2次会の場として利用されることも多いカラオケボックス。昨今では、仕事や勉強、映像鑑賞の場としても活用されるようになっているが、本来は歌うための場所。最近ではカラオケの機器も進化を遂げていて、ただ歌うだけではない楽しみ方が登場している。日常的にカラオケで歌いまくっているという20代男女に、最新版の楽しみ方を聞いてみた。
女子大学生・Aさんは、授業と授業の合間にも同級生とカラオケボックスに行くほどのヘビーユーザーだ。
「よく行くところは、学割価格だと、平日日中は30分でソフトドリンク飲み放題で150円くらい、フリータイムでも1000円を切る。1限の講義の後4限まで授業がない時や、バイトまでの時間などに安く時間潰しができる場として、カラオケボックスはうってつけなんです(Aさん)
Aさんは、可能な限り多くの曲数を歌うことに情熱を注ぐという。
「多くの曲数を歌えれば歌えるほど、得をした気分になる。リモコンの早送り機能を使って、イントロとAメロをスキップ。サビさえ歌えれば満足です。時間が残り少なくなると、2倍速に設定。早口でのカラオケも意外と慣れるもので、歌い足りていない曲を詰め込んで、ギリギリまで歌います」(Aさん)
ある男性アイドルグループの追っかけをしている女性会社員・Bさんは、共通の趣味を持つ友人も多く、熱狂的なファンならではの楽しみ方をしている。
「一部のカラオケでは、本人出演のライブやプロポーションビデオの映像をバックに歌うことが出来るようになっている。推しているメンバーになりきって、担当パートごとにマイクを回しながら、流れる映像の振り付けを完コピして歌います。時間に余裕がある時は、ブルーレイディスクが再生可能な大部屋を借りて、ライブ映像を上映。思い入れある場面を語り合いながら、コンサートを追体験しています」(Bさん)