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キャリア

社用車で働く営業マンたちが日々感じているメリットと苦労

「サボってる」と本社に通報される苦悩

 一方で、デメリットもあるようだ。物流関連企業で営業マンとして働く30代の男性・Cさんは、思わぬ出費を経験した。

「車検にはきっちり出してくれるし、事故の修理代も全額補償してくれる。でも、当たり前ですが、交通違反は自己責任扱い。先日ネズミ捕りにあってしまい、罰金は自腹で納付しました。またガソリン代は経費で精算出来ますが、洗車代はお金が出ない場合もあります」(Cさん)

 前述・Aさんは、社用車での営業活動の「リスク」について考えるようになったと明かす。

「いつ誰に見られているか分からない。社名が書いてあることで、仕事に緊張感が生まれるのは確かですが、ちょっとした“チクリ”のようなことがSNSで拡散されるリスクも多い時代。コンビニの駐車場での休憩中に『サボっていて、けしからん』と本社の代表番号に通報され、人事に呼びされた同僚もいます。今はむしろ社名がない車でいいのではと、同僚とも話し合っています」

 社用車での営業活動は、自由度の高さの反面、さまざまな苦労があるようだ。

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