機関投資家の動向はウェブ情報からある程度推察できることもあり、「モルガン・スタンレーがポジション減らしているかも」「クレディ・スイスが日本株のポジションを増やしているのか」といった思考を巡らすことで、今後のトレードに役立たせることができます。
くりっく株365市場に目を向けると、個人投資家のショートが多く、買い戻しのエネルギーが貯まり、底堅い動きをしています。ドル円は1ドル=108.50円付近で為替予約が大量に入っているという情報もあり、その近辺を日本の輸出業者は重要なラインと考えているかもしれません。年内に大きく円安に向かうとは考えにくい状況ですが、ドル円が今後上昇すると期待するなら、下押しする際にポジションを構築しておくことも検討できます。
【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)