公式ショップに行ったらもっと安かったケースも
ネットセールでの失敗としては、購入後にもっと安く売られているのを発見するというパターンも多い。20代の男性会社員・Bさんが話す。
「某有名ネットショッピングモール内のある店舗がセールをしていて、有名ブランドのスニーカーを買ったんです。たしか20%引きくらいで、あまり値引きをしているのを見たことがなかった商品なので、即決で購入しました。でも、その数日後にそのブランドの公式オンラインショップで、同じスニーカーが半額になっていました。年末のビッグセールだったようですが、かなりショックでした」
買った後に値引きされるというのは、実店舗でもよくあることだ。ネットで、そういった失敗を回避するにはどうすればいいのか。前出・小浦氏は、こう話す。
「そもそもセールの対象になるということは、さらに安くなる可能性もあるということ。最安値を狙うのは難しいところですが、いくつかのネットショップを調べて価格を比較すると良いと思います。あと、意外とブランドの公式オンラインショップでお得なセールが行われることも多い。ネット会員限定のセールもあり、メールマガジンなどでそういった情報をこまめにチェックしておくと、お得な買い物ができると思います」
一方、ネット通販における「プレミア価格」にも注意が必要だ。
「話題の本やCDなどが発売後一時的に品薄になることがありますが、そのタイミングでかなりのプレミア価格をつけて売っているケースがあります。でも、多くの場合、一時的に品薄なだけ。少し待てば、普通に店舗でもネット通販でも定価で買えるようになるものです。焦ってプレミア価格で買ってしまうと大損することもあるので、ひとまず落ち着いて検討することも重要です。また、中古品は買わない、輸入品は買わない、というだけでも、ネット通販での失敗は減ると思います」(小浦氏)
できるだけ安く買い物をしたいというのは、誰もが持つ願望であるが、そこに落とし穴があるのも事実。失敗しないネット通販テクニックを身に着けておきたいところだ。