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依存症予備軍も… 「6号機時代」にパチスロを打ち続ける人たち

根拠のないポジティブシンキング

 とにかく、負けていても楽観的に打ち続けている小川さん。「パチスロホリック」を自任しているが、危機感はあまり感じられない。小川さんのようなユーザーについて、藤井氏はこう話す。

「小川さんの場合、生活に支障をきたしてはいないものの、典型的な“パチスロ依存症”に見えますね。パチンコもパチスロも、当たらないときは本当に当たらない。時間がある限り、いくらでも負けられてしまうものだと思ったほうがいい。“一撃でまくれるかもしれない”などという根拠のないポジティブシンキングは危険です。基本的に、パチスロはあくまでも“遊び”ですからね。“勝てる”と信じて打つものではない。

 また、“プロ”と呼ばれるような人々は、少なくとも低設定だと判断した台は打ちませんし、“設定判別”もかなりシビア。低設定の可能性がある台を深追いするようなことはしません。そういう意味では、小川さんの打ち方は勝つ可能性も低いし、それどころか身を滅ぼす方へと進んでいるかのようにも見える。一度に使う金額を決めるなど、適度な遊び方を実践したほうが良いと思います」

 自分では「まだ大丈夫」だと思っていても、たまたま借金地獄に陥っていないだけで、依存症の予備軍となっている人は、案外多いのかもしれない。

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