2020年は年明けから米イラン関係の緊迫化などの影響で株価は乱高下しているが、一方で、魅力的な株主優待銘柄は目白押しだ。以下、1月に権利獲得できる優待の中から、注目銘柄を紹介しよう(株価や投資額はいずれも1月上旬時点)。1月の優待を獲得するには、一部銘柄を除いて1月29日(水)までに取引を済ませておく必要がある。
ダイドーグループホールディングス(2590)
まずは、缶コーヒーでおなじみのダイドーグループホールディングス(2590)だ。缶飲料や傘下企業であるたらみのゼリーなど3000円相当の自社製品詰め合わせが1月と7月の年2回贈られていたが、2020年1月をもってこの現行制度は最後となる。2021年からは1月のみの年1回、6000円相当の商品となる。半年以上の継続保有が条件なので、前年7月の基準日から保有していた株主が対象だ。1回限りで内容は未定だが、5年以上保有した株主には別途記念品が贈られる制度が追加されたので、長期保有の楽しみが増えそうだ。いずれも基準日は末日ではなく20日であることにも注意したい。
【ダイドーグループホールディングス(2590)】自社製品詰め合わせ……100株以上:3000円相当(権利確定日:1月20日、年1回、2020年1月の優待を最後に変更、2019年まで実施されていた7月の自社製品優待は廃止、2021年からは半年以上継続保有の1月株主に6000円相当の自社製品を贈る)
鳥貴族(3193)
均一価格の焼き鳥が売りの鳥貴族(3193)は、ここ2年ほど業績不振で株価は低迷していたが、2020年7月期は2期ぶりとなる営業増益を見込んでいる。証券各社が投資判断のレーティングを引き上げる動きも相次いでおり、上昇トレンド入りもあるかもしれない。
【鳥貴族(3193)】自社店舗で使える食事券……100株以上300株未満:1000円分 300株以上500株未満:3000円分 500株以上:5000円分(権利確定日:1月末、7月末、年2回)