しかしBさんは、時間があまりない時にこそ5スロを打つのだという。
「5スロの場合、勝ったところで金額も大したことないし、逆に5スロでたくさん出玉を得てしまうと、“これが20スロだったら、もっと勝てたのに……”となんだか逆に損をした気分になってしまう。だから、むしろ長く打ちたくないという気持ちもあるんです。
それでも、時間が微妙にあって、なんとなくパチスロを打ちたい……というときに5スロを打つんです。そもそも5スロで勝とうなんてあまり思っていないし、本当に時間つぶしでしかない。どうしてもやめなくてはいけない時間になったら、AT(出玉が増える状態)中でもやめることさえあります」(Bさん)
勝ちにこだわる人は低貸しを打たない?
1ぱちを打つAさんも、5スロを打つBさんも、いずれも“打ちたい”という思いはあるものの、そこまで“勝ち”にはこだわっていないようだ。それどころか、“負けて当たり前”とさえ考えていることがうかがえる。
「低貸しで遊ぶユーザーは、単純に“遊びたい”という人が多いです。機種に対する知識をしっかり頭に入れて、“勝つ”ことを目的にパチンコ店に足を運んでいるユーザーは、基本的に低貸しを打つことはないと思います。
時間の潰し方、遊び方は人それぞれですが、5000円や1万円というお金は決して安いものではない。プラスになる可能性があるとはいえ、“負けて当たり前”という感覚でパチンコやパチスロを打つのは、少し危険な気もします」(藤井氏)
低貸しとはいえ“お金を使っている”ということは、忘れてはいけない。