カレーライス、カレーうどん、カレーピザ
食材を無駄にしないために試みたカレーの作りだめ。Aさん夫婦は一体どんなカレー料理を作って消費しているのだろうか。
「まず初日は普通にカレーライスを食べます。以降は、グラタン皿にごはんとカレー、生卵とチーズを乗せて、オーブンで焼いて焼きカレーにすることもあります。あとは、出汁とカレーを混ぜてカレーうどんもやりますね。他には、ピサシートにカレーを乗せて焼く“カレーピザ”も意外とおいしいです」
これらのアレンジメニューのポイントは、いずれも簡単に作れるということだ。
「料理のテクニックはないので、基本的には作りためたカレーにちょっと手を加えるだけのメニューです。カレーを抜いたコストは1食あたり100~200円くらいといったところですかね。かなり節約できていると思います」
一度大量に作ってしまえば、その後は楽して節約できるカレーの作りだめだが、デメリットもあるという。
「作ったカレーは2つの鍋に分けて、冷蔵庫で保存するんですが、庫内がかなりカレー臭くなってしまう。また、毎日カレー料理なので、部屋も結構カレー臭くなります。洗濯物を室内干ししている場合は、特に注意が必要です。バスタオルなんかは結構カレーの匂いがついてしまいます。洋服などもそこそこ匂いがつくので、そのあたりのケアは必要ですね」
スープの作りだめはかなりおすすめ
Aさんは、カレー以外にもミネストローネやクラムチャウダーを作りだめすることがあるという。
「カレーは夕食用ですが、スープ系は朝食用という感じです。ミネストローネなどは、野菜を切ってコンソメとホールトマトと煮込むだけなので、作るのも簡単。具をかなり多めに入れれば、それだけで食事になるので、重宝しています。カレーに比べるとボリューム感はないものの、匂いもあまりつかないのでおすすめです」
いろいろとデメリットはあるが、“手抜き&節約”という意味ではそれなりの効果がありそうな料理の作りだめ。“食材を無駄にしない”という観点でも参考になる点はあるのではないだろうか。