1人暮らしや2人暮らしだと、自炊をしても材料が余ってしまうことは少なくない。外食ばかりの生活より自炊したほうが安上がりとわかっていても、材料を使いきれないという理由で、結局外食ばかりになってしまうという人も多いだろう。
そんなときには、材料を使い切る前提で、あえて「作りだめ」をするのも一つの手だ。40代の男性会社員・Aさんは、カレーを大量に作って、それを数日間かけて食べるという節約法を実践している。
「我が家は私と妻との2人暮らし。2人とも働いていて、仕事が終わる時間も異なるので、2人で一緒に食事をすることはあまりないんです。だから、自ずとそれぞれ外食が多くなるんですが、それだと出費がかさんでしまう。そこで、最近よくやっているのが、カレーの作りだめです。1回に10人分くらいのカレーを作って、それを数日に分けて2人で食べるんです。もちろん、毎回カレーライスだと飽きてしまうので、いろいろなアレンジメニューで消費します」(Aさん・以下「」内同)
Aさんが、カレーの作りだめを始めたきっかけは、間違えて食材を多く買ってしまったことだ。
「普段からそんなに自炊をする方ではないので、食材の分量の感覚がよくわからず、たまに自炊をする時はどうしても多めに買ってしまいがち。ある日、カレーを作ろうと思ってスーパーに行った時、市販されているカレールー1箱分の食材を買ってしまったんです。それがちょうど10人前だった。食材ももったいないしということで、とりあえず全部使って大量のカレーを作りました。
そこから5日くらいかけて、夫婦2人でいろいろなアレンジメニューでカレーを消費したんですが、これが意外といけるんです。外食しない分節約にもなるし、これはいいなということで、時々カレーの作りだめを実践するようになりました」