首都圏住民にとって、「鉄道」は日々の生活に欠かせないものだ。毎日のように利用する路線や駅には愛着がわくが、その一方で重要なライフラインゆえに「なんでこんなに不便なんだ!」と、イライラが募ることもしばしば。
上野から成田空港を結ぶ「京成スカイライナー」などで知られる京成線。日暮里、青砥、京成高砂、京成船橋、東松戸など東京東部の下町エリアを通るため庶民的な印象が強いが、利用者たちは「運行トラブルの少なさ」を絶賛する。
「台風が近づいても、遅延や運行停止がほとんどない。“関東最強”の路線かもしれません。2018年10月の台風の塩害でストップしたときは、住民から驚きの声が上がったほど。千葉県民には“京成線が止まるなら仕方がない”という感覚がある」(30代・会社員男性)
ただし、曲がりくねった線路に対する不満の声もある。
「とにかく急カーブが多くて、立っているといつも転びそうになる。特に新津田沼駅付近は一瞬たりとも気が抜けない。都心にオシャレして出かけるのに、ハイヒールを履くべきかどうか悩みますね」(20代女性)
他には、ホームで暑さ・寒さをしのぐための「待合室」が少ないことにも批判的な意見が集まった。
「他の沿線と比べても、ホームに待合室がある駅が少ないように思います。とくに冬は電車を待つ間、いつもホームで震える羽目になるので持病の腰痛が出てしまう。使い捨てカイロが欠かせません」(70代男性)