早朝のパチンコ店の前でよく見かける開店を待つ人々の行列。そんな熱心なパチンコファン、パチスロファンたちの中には、閉店までぶっ続けで打っている人も少なくないという。
パチンコ・パチスロ事情に詳しいフリーライター・藤井夏樹氏はこう話す。
「開店から打っている人は、パチンコ・パチスロに対する情熱も強い。セミプロのようなタイプもいれば、できるだけ長い時間打っていたいということで、朝から晩までパチンコ店で過ごすという人もいます。とはいえ、朝イチから閉店まで打ち続けるのはなかなか大変ですけどね」
かつてパチンコ専門誌やパチスロ専門誌で、実戦記事を担当したこともある藤井氏。当時はデータを取るために、開店から閉店まで打ち続けることも頻繁にあったという。
「私の場合、雑誌記事のためという名目ではあったものの、基本的に自腹を切って丸一日打っていました。開店は朝10時ですが、入店順を決めるための抽選が9時30分からなので、いつも9時15分くらいに店に行っていました。そこから夜の10時半くらいまで、そのお店でずっと過ごします。
データを取るという目的もあるので、あまり休憩することはありませんでした。基本的には昼食も摂りません。開店前にコンビニで買ったおにぎりを2個食べたら、そのまま夜まで打ちます。途中、自動販売機でエナジードリンクを買って飲むことはありましたが、体をほとんど動かしていないということもあるのか、何も食べなくてもまったくお腹は空きませんでした」(藤井氏)