日本ハッカー協会代表理事の杉浦隆幸さんは、日本企業はセキュリティー担当者の部署や社員を冷遇しがちだと指摘する。
「そもそもセキュリティー担当者の仕事は地味なうえ、相手の侵入を防げている場合は可視化されないため、手腕を評価されにくい。ある大企業は、社内システムをハッキングされない期間が続いたため、“もうセキュリティー対策は必要ない”と上層部が過信し、担当者を辞めさせた途端に、ハッカーの侵入事件が多発しました」
意識の低い企業のせいで、私たちの個人情報が海外のハッカーたちから狙われ、抜かれているとしたら、たまったものではない。
※女性セブン2020年3月5日号