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【ドル円週間見通し】米株続落となれば、下値の模索は続きそう

・3月9日-13日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)2月CPI 11日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+2.3%
 参考となる1月実績は前年比+2.3%。賃貸や衣料などが値上がりしたが、物価上昇圧力は高まっていないとみられている。2月については、複数の項目で物価上昇が確認されているものの、一部項目の物価上昇圧力は弱くなっていることから、全般的なインフレ率は1月実績と同水準にとどまる見込み。

○(欧)1月ユーロ圏鉱工業生産 12日(木)午後7時発表予定
・予想は、前月比+1.2%
 参考となる12月実績は前月比-2.1%。資本財の大幅な落ち込みが影響した。1月については、ドイツの鉱工業生産がある程度持ち直すと予想されており、フランスやイタリアも多少回復する見込みであることから、前月比ではプラスとなる可能性が高い。

○(欧)ECB理事会 12日(木)午後9時45分発表予定
・各種政策金利は現状維持の予想
 新型コロナウイルスの感染拡大によって域内経済は悪化しつつあることから、ECBは今回の理事会で金融支援策などについて議論する見込み。市中銀行向けの長期資金供給プログラムの活用方法も検討されそうだ。中央銀行の預金金利については、据え置きとなる見込み。

○(米) 3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報  13日(金)午後11時発表予定
・予想は、96.4
 参考となる2月実績は、101.0。3月については、雇用情勢は特に悪化していないものの、新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が高まっていることから、信頼感指数は100を大幅に下回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・9日(月):(日)10-12月期国内総生産改定値、(独)1月鉱工業生産
・10日(火):(中)2月消費者物価指数、(欧)10-12月期ユーロ圏域内総生産
・11日(水):(英)1月鉱工業生産、(英)1月商品貿易収支
・12日(木):(日)1-3月期法人企業景気予測調査、(米)2月生産者物価指数
・13日(金):(米)2月輸出入物価指数

【予想レンジ】
・104円50銭-107円00銭

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