新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を嫌気して、株価は乱高下が続いている。値ごろ感から投資したい気持ちが募る反面、「落ちるナイフ」をつかむことを警戒する投資家も多いだろう。そんなときは、下値余地の小さい銘柄に投資するのもひとつの手だ。3月は1年でも最も優待が多い月なので、投資金額を5万円前後に絞っても魅力的な銘柄は多い。本記事では、5万円程度の資金で投資できる3月の注目の優待銘柄を紹介する。2020年3月の株主優待を得るには、3月27日(金)までに株を購入しておく必要がある(株価や投資額はいずれも3月上旬時点)。
ヤマダ電機(9831)
家電量販店ヤマダ電機の優待は、店舗で使える割引券が年2回獲得でき、長期保有すればさらに追加される人気優待だ。買い物1000円ごとに500円券を1枚と限定されており、無料での買い物はできないが、最大の半額にすることは可能だ。店舗によっては日用品や雑貨、おもちゃなど幅広い品揃えがあるので、家電以外の買い物にも活用できる。
【優待内容】自社店舗で使える500円割引券……100株以上500株未満:2枚(9月は4枚分) 500株以上1000株未満:4枚(9月は6枚) 1000株以上1万株未満:10枚 1万株以上:50枚(3月末、9月末、年2回、1年以上の長期保有で追加あり)
スクロール(8005)
同名の通販サイトを運営、生協組合向けの通販も提供する。自社グループ通販で使える優待券を年2回贈っており、長期保有特典も手厚い。通販は新型肺炎による消費手控えの影響を受けにくいと考えられ、この時期も手がけやすいかもしれない。
【優待内容】自社通販で使える優待券……100株以上1000株未満:500円相当 1000株以上1万株未満:2500円相当(9月は1000円相当) 1万株以上:5000円相当(9月は1500円相当)(3月末、9月末、年2回、9月は1年以上継続保有の株主のみ、2年以上、3年以上の継続保有で段階的に追加あり)