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新型コロナの影響でパチンコ店はどう変わったのか?

 出入り口付近だけでなく、店内の至る場所にアルコール消毒液が置いてあった。また手の洗い方、消毒の方法、咳エチケットに関するポスターも設置されており、感染予防意識の徹底を図っていた。

 客入りはホールAと同様で7~8割くらい。こちらも普段とあまり変わらぬ様子で、一見しただけでは、新型コロナウイルスの影響は大して感じられなかった。

小規模店舗はほぼ完全に“通常営業”

 さらに都内の小規模ホールCへと向かった。大手チェーン店ではなく、設置台数200台程度の、街なかにある昔ながらのパチンコ店だ。

 このホールCでも、店の入り口にアルコール消毒液が置かれている。しかし、入り口付近に店員はおらず、消毒を促すポスターなどもない。ただひっそりと置かれているだけのアルコール消毒液には、気づかずに通り過ぎてしまう客も少なくなさそうだ。

 店内はかなり空いている。おそらく2~3割くらいしか稼働していない。普段からそこまで客が多いホールではないが、この日の客入りは“いつもよりやや少ない”くらいだった。

 また、特に新型コロナウイルスに関連するポスターなどもなく、店員もマスクをしていない。ほぼ完全に“通常営業”である。このホールについても、新型コロナウイルスの影響はあまりないように見えた。

マスクを着用しない客は入場整理券なし

 緊急事態宣言の出された北海道ではすべてのパチンコホールが営業時間を短縮するほか、大手ホールチェーンでは、各社が新型コロナウイルス対策の施策を発表している。

 関東や静岡を中心に展開する楽園グループでは、新台入れ替えなどの集客を目的とした広告活動を自粛。また、朝の入場整理券配布時には来場者にマスク着用を要請し、マスクを着用しない来場者は、整理券の配布を受けられないという。つまり、朝イチからで好きな台で打ちたい客は、マスクを着用しなければならないというわけだ。

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