食品表示アドバイザーの垣田達哉さんも「余った食品は詰め合わせれば売れる」と話す。
「午前中にさくで売られていた刺身は、午後にカットされて、刺身盛り合わせになります。さらに小さく切ってちらし寿司に入れることも。いろいろ入っているので、お客さんが喜ぶ人気商品になります」
カットフルーツも同じ原理だという。
「売れ残ったフルーツの腐った部分を取り除いて、詰め合わせます。これもいろいろ種類があればあるほど、お客さんは喜びます。工場で作られたカットフルーツと違い、よく見ると入っている果物はバラバラ。鮮度はよくありません」(垣田さん)
総菜のパックに触って温かければOK
たとえ消費期限が守られているとしても、何度もパックから出し入れされていることを考えただけでも使い回し総菜はできるだけ食べたくないもの。どう見分ければいいのだろうか。垣田さんは「総菜のパックを触ると温かく、出来立てが店頭に並んでいるスーパーは安心できる」とアドバイスする。
「触って温かいくらい出来立てのお総菜があるということは、売れ行きがよく、回転率もいいということ。使い回しをしていないか、多少していても新鮮な可能性が高い。また、衛生管理の観点から言うと、冷蔵品のマカロニサラダやポテトサラダを常温で並べている店は、避けた方がいい。食中毒を起こす危険があります」(垣田さん)