2020年からいよいよ出玉機能が制限された「6号機時代」に本格突入したパチスロ業界。昨年後半からは『パチスロ北斗の拳 天昇』(2019年10月)、『パチスロ交響詩篇エウレカセブン3 HI-EVOLUTION ZERO』(2019年12月)、『SLOTバジリスク?甲賀忍法帖?絆2』(2020年2月)と、過去に人気を博してきたシリーズの新機種となる6号機も続々と登場している。パチスロ業界に詳しいフリーライターの藤井夏樹氏はこう話す。
「6号機は出玉の波が緩やかになっているため、大きく勝つ可能性が低く、ホールでの人気はイマイチ。また、連続した大当たりで獲得できる最大出玉が2400枚に制限されているということもあり、まだまだ5号機優勢であることは間違いない。とはいえ、6号機の注目機種が増えてきたことで、ホールの状況も少しずつ変わりつつあるとは思います。ホール内の6号機の比率も高まっていますし、去年に比べれば6号機の稼働率も良くなっているでしょう」
そこで、一般のパチスロファンが6号機の注目機種についてどんな印象を抱いているのかリサーチした。
表面上の出玉システムは似ているバジリスク絆2
30代の男性会社員・Aさんは、5号機の『バジリスク~甲賀忍法帖~絆』を長年打ち続けてきたが、昨年12月に『バジリスク~甲賀忍法帖~絆』が設置期限切れでホールから姿を消し、一旦パチスロを打たなくなった。しかし、今年2月に6号機の『SLOTバジリスク?甲賀忍法帖~絆2』がホールに導入されると、すぐにまた打つようになったという。
「『絆2』の第一印象は、液晶演出も5号機の『絆』を踏襲しているし、表面上の出玉システムも似ているので、違和感なく打てるような気がしました。でも、実際に打ち続けてみると、前作との違いが気になって仕方ありません。『絆』の魅力は時折一撃数千枚クラスの爆発があることだと思うんですが、『絆2』の場合はそういったチャンスが全然ない。まったり遊ぶのはいいのかもしれないけど、個人的に絆シリーズにそういった要素は求めていません。正直、期待していたものとは異なります」