シンプルな「ジャグラー6号機」への期待
全国のパチンコ店に関する情報を発信するサイト『P-WORLD』の設置台数ランキング(3月22日版)によると、1位は『アイムジャグラーEX-AE』だ。ジャグラーシリーズは、ビッグボーナスとレギュラーボーナスだけで出玉を増やしていく機種。液晶の演出などもない。複雑化する昨今のパチスロ業界の中では、かなりシンプルな機種だが、根強い人気を誇っている。
30代の女性会社員・Cさんは、ジャグラーシリーズのファン。ここ5年くらいジャグラーシリーズしか打っていないという。
「ジャグラー以外の機種は、システムが難しくて敬遠してしまいます。“このゲーム数でやめたら損をする”みたいな感覚が先にあると、どうしても打ちづらい。でもジャグラーなら何も考えないで打てるから、安心して楽しめます。今出ている6号機もやはりシステムが難しそうなので、全然打っていません」
ジャグラーシリーズとしては初の6号機となる『アイムジャグラーEX』は、今年4月にホール導入予定だ。この6号機ジャグラーが当面のパチスロ人気を牽引するのではないか、という分析もある。藤井氏がいう。
「6号機のジャグラーは、ボーナスの獲得枚数が少々減っていますが、その分ボーナス確率が上がっていて、とても遊びやすい機種になっています。おそらく5号機のジャグラーとまったく同じ感覚で打てるのではないでしょうか。そういう意味では、他の6号機に比べるとホールで人気を獲得する可能性も高そう。大ブームとなるくらいに画期的な6号機の新機種が出てくるまでは、ジャグラー人気が続くかもしれません」
徐々に人気を獲得しつつあるとはいえ、まだまだこれからという状態のパチスロの6号機。完全な“6号機の時代”に移り変わるにはもう少し時間がかかるかもしれない。