多くの人に愛されるおかずの定番といえば、鶏のから揚げ。日本の国民食とも言える鶏のから揚げを専門に提供する外食チェーン『から好し』も人気となっている。外食産業に詳しいフリーライターの小浦大生氏が解説する。
「主に定食や丼ものを提供するから揚げ専門チェーンとしては、『かつや』を運営するアークランドサービスホールディングス傘下の『からやま』が業界では最大手。ここに追随する形で拡大しているのが、すかいらーくグループの『から好し』です。2020年3月の時点で80店舗以上が営業中となっています」
職場近くにある『から好し』によく行くというのは、東京都在住の会社員Aさん(男性40代)。定番の『から好し定食(ももから揚げ4個)』(590円、税別、以下同)を注文することが多いという。
「から揚げは4個だけなので、最初はちょっと物足りないかなあと思っていたんですが、意外にも充分です。キャベツの千切りもたっぷりだし、ご飯の大盛りも無料。テーブルにはお漬物とキムチが置いてあって食べ放題なのもポイントが高いです」
から好し定食には、にんにく風味のゴマダレとカットレモンが付随してくる。
「鶏肉にもしっかり味がついているので、1個はそのまま食べます。そして、もう1個はレモンをかけてさっぱりいただく。あとは、ゴマダレとテーブルにあるマヨネーズをかけて、濃いめの味を楽しみます。シンプルなメニューでも、いろいろな味を堪能できるのがいいです」(Aさん)