投資

コロナ暴落は初心者にチャンスか「やっていい投資、いけない投資」

投資先を「カスタマイズ」してみる

 投資信託の選び方についてもう少し詳しく説明しますと、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は全世界の株式に投資できるわけですが、株式市場が回復しても、上昇するペースはゆっくりしています。もう少しだけ値動きがあってもいいという人には、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(楽天投信)というものがあります。全世界株式インデックスでも約6割から7割くらい割合でアメリカの株式が組み込まれていますが、他の国の株式もある程度の比率が組み込まれているので、動きが“マイルド”になることが多いのです。世界最大の経済大国であるアメリカを中心に投資したいとか、多少のリスクがあってもリターンを狙いたいという方はこちらも選択肢のひとつとなるでしょう。

 ここまでは1つの投資信託で分散投資する方法を説明しました。しかし、この方法だと、ある指数に合わせて株式の配分は決まっていて、それに従う形になります。

 自分の意思をもう少し投資に反映させたい方には、複数の投資信託を組み合わせる方法があります。「eMAXIS Slim」(三菱UFJ国際投信)というシリーズの国内株式(TOPIX)、先進国株式インデックス、新興国株式インデックスを組み合わせてカスタマイズする方法です。国内株式(TOPIX)を3割、先進国株式インデックスを5割、新興国株式インデックス2割という配分を基本に、「日本は少なくていい。1割にしよう」とか、「中国は伸びそうだから、新興国株式を3割にしたい」などと工夫してみてください。

やってはいけない投資

 最後に、「やってはいけない投資」についても触れておきます。まず余剰資金でないお金で投資することはNGです。以前から投資していた方の中には、投資してきた金額が、現在、5割から3割にまで目減りしている方もいると思います。本当は株式市場の低迷を気にせずに毎月定額を買い続けて、あとはほったらかしにすればいいのですが、余剰資金でないから損をするわけにはいかず、ずっと市場を気にして見続けてしまう人も多いようです。そして、そういう人は株式市場が低迷している今のような時期に売ってしまう。売ったら損が確定してしまいます。目減りしても気にしないでいられるようなお金で投資しましょう。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。