一方、iDeCoを使うと利子は同額だが、掛け金が毎年所得控除となって年末調整で還付される上に、翌年の住民税も安くなり、10年間での節税額は約50万円となる。どちらが得か一目瞭然だろう。
若い人向けという印象のあるiDeCoだが、50代から始めても十分にメリットがあるのだ。
ただし、毎月の積立額の上限は、会社員なら勤め先の企業年金の有無などで異なるため確認が必要だ。また、一度始めたら原則60歳まで引き出せないので、毎月の掛け金の額などは慎重に検討したい。まさに、時間に余裕のあるタイミングで計画を練るべきものだ
※週刊ポスト2020年5月1日号