ゼロから5年で1000万円貯めた共働き主婦で、カリスマインスタグラマーのゆきこさん(31才)。その“超ズボラ”な節約術が人気だ。その内容は、自粛生活中でも無理なくできそうなものばかり。支出の目安は固定費3:変動費3:貯蓄4を目安に“ざっくり”管理、めんどくさい家計簿はレシートをためて週イチでまとめて記入、月末に夫婦でマネー会議など、ゆるめのルールや家族を巻き込んで、簡単かつ楽しみながら節約生活を送っている。
ゆきこさんの節約生活は、電気を消してお風呂やトイレに入ったり、少しでも安値を求めてスーパーをはしごしたりするような「ケチケチ」したものではない。家の中にも決して安くない最新家電がそろっているが、それは家事を時短するための「初期投資」。自分の苦手な家事や“めんどうくさい”と思う家事こそ、ハイテク家電に頼るべきだという。
「床拭きロボットの『ブラーバ』は3万円近くしましたが、寝る前にセットしておけば寝ている間に床の水拭きが終了。ハンディータイプのスチームアイロンも時短アイテムです。手抜きと思われるかもしれませんが、こうして浮いた時間をおかずのつくりおきや、お金の勉強をする時間に充てたり、夫婦でお金について話し合うために使っているんです。
家族の時間が増えることで、節約生活につきものの“なんでこんなにガマンしないといけないの?”といったストレスがなくなり、心にゆとりを持って無理なく節約を続けられる。決してムダではないと思います」
導入する家電は、必ずしも最新である必要はない。型落ちや中古で充分だ。節約すればすぐに取り戻せるし、むしろ“まずこの3万円を取り戻そう!”と、モチベーションを高めることにもつながる。