住まい・不動産

海と異文化が身近にある「横須賀」の住む街としての実力

日本にいながら気分はアメリカン

 記念艦三笠、海軍カレー、スカジャン、横須賀美術館など、横須賀の魅力を挙げればきりがありませんが、1つ挙げるとすれば“アメリカンな雰囲気”。街を歩けば、そこかしこで在日米軍の軍人と思しき外国人の姿が見かけられ、メインストリートの「ドブ板通り」に立ち並ぶハンバーガーショップ、放出品が並ぶ洋服屋、ダーツやビリヤードができるバーなどの雰囲気はアメリカそのもの。客の大半が外国人というお店も珍しくありません。

 その一方で、駅周辺は“普通の日本の街”として栄えています。駅ビルのモアーズシティ、ビルと商店街が一体化した「三笠ビル商店街」、国道16号沿いに建つ大型ショッピングモール「コースカベイサイドストアーズ」(旧「ショッパーズプラザ横須賀」)など、買い物はよりどりみどり。アメリカングルメはもちろん、あらゆるジャンルの飲食店が揃っており、居酒屋も大充実しています。

 自然も豊富です。鎌倉や茅ヶ崎のように、駅から歩いて海水浴を楽しむことはできませんが、ヴェルニー公園、三笠公園、うみかぜ公園など、海沿いの公園を散策する爽快感は格別。散歩をしながら艦船や潜水艦などを見られます。このほか、ウインドサーフィン、海釣り、東京湾に浮かぶ猿島でのBBQや磯遊び、観光船での軍港めぐり、三浦半島産の海の幸・山の幸・産直野菜など、魅力はてんこ盛りです。

 問題点は確かにあります。横須賀市は人口減少が進んでおり、2013年には転出超過数(転入者数から転出者数を差し引いた数)が全国ワースト1になったことも。ここ10年で市の人口は2万人も減っています。高齢化も進んでいますが、市内は平地が少なく、横須賀中央駅もすぐ裏は山(崖?)。高齢者には少々厳しい環境です。京急に乗ると、金沢八景から先はトンネルだらけで、“ずいぶん遠くまで来たなぁ”という感想を抱いてしまいます。

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