住まい・不動産

海と異文化が身近にある「横須賀」の住む街としての実力

横須賀の住む街としての魅力は?

横須賀の住む街としての魅力は?

 住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は「横須賀中央」(神奈川県横須賀市)について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 日本には横田(福生市=東京)、三沢(青森県)、岩国(山口県)、そして沖縄など、各地に米軍基地がありますが、とりわけ“アメリカ色”が強い印象の街が横須賀。軍港として賑わい、異国情緒漂う街は、これまで数々の名曲でも歌われてきました。観光地という印象も強い横須賀ですが、住む街としての実力はいかほどでしょうか。

 まず鉄道ですが、市内から横浜・東京方面に行けるのはJRと京浜急行の2線。JR横須賀線には「横須賀駅」、京急には「横須賀中央駅」がありますが、両駅は2kmほど離れており、街の中心は横須賀中央です。横須賀中央から横浜まで26分、品川まで44分、新橋まで54分ですから、都内へも十分に通勤は可能。京急が誇る転換クロスシート(進行方向を向いて座る2人がけシートが並ぶ座席)に座れれば、都心まで快適に過ごせます。

 道路状況は今ひとつですが、車はあったほうが便利でしょう。平地が少なく、海を少し離れれば坂だらけですし、海岸沿いのショッピングゾーンも車で行くのが便利な場所。要となる国道16号は交通量が多く、横浜方面への有料道路「横浜横須賀道路」は、料金がやたら高いことで有名ですが、海辺をドライブすれば細かいモヤモヤなど吹っ飛ぶことでしょう。

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