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「お金目当て」で近づいてくる人々に辟易する富裕層女性たち

ランチご馳走の見返りに「ブランド品要求」した男

 36歳の裕子さん(仮名)は、夫の不貞が原因で別居して3年の麻布妻。港区の高級マンションで子供と住んでいます。夫からは潤沢な生活費が振り込まれていて、夫が買ったポルシェも自由に使っているそうです。

「いずれ離婚すると思うのですが、『別居している』とか『夫と不仲』ってことがわかると、男性から アプローチされる機会がすごく増えましたね。みんな“責任取らなくていい”と思うのでしょうか。でも最近、時々一緒にランチしていた男性が、“お金目当て”だってことがわかってゲンナリしました」(裕子さん)

 相手は、仕事の関係で知り合った大手広告代理店勤務の36歳バツイチ。年齢も同じなうえに、結婚に失敗したという共通点もあったので意気投合して仲良くなったといいます。ランチはだいたい3000円とか5000円するところで、男性が領収書を切ってごちそうしてくれるので、御礼は言いつつも、“会社のお金だろうし”と思っていたそう。

「それで、2月に食事したときに、日頃の感謝の気持ちでバレンタインチョコを渡したんです。そうしたら『いつもランチおごったりしているのに、チョコだけって安すぎない? せめて欲しいもの聞いてくれたらよかったのに』『好きなブランドとか、聞いてくれたことないよね』って露骨にねだられたんです……。私、貢ぐ女って見られていたのでしょうか」(裕子さん)

「このバッグ、使わなくなったらください」

 最初からお金目当てではなくとも、知り合った人からたかられるケースはあるようです。神戸出身の麻布妻・博子さん(仮名)は、小さな子供がいますが、ジェルネイルとマツエクまで出張サービスで依頼していつも綺麗にしている28歳。子供服もドルチェ&ガッバーナのキッズコレクションやステラ マッカートニー、バーバリーなどで固めています。

 博子さんの親はアパレル会社を経営していて、夫も投資銀行のバンカー。高収入であり資産もある夫婦です。親が用意してくれた“嫁入り道具”は港区のマンションでした。

 昨年末、夫の友人夫妻が遊びに来ることになり、博子さんはローストビーフとケーキを用意して出迎えたそうです。そこで、広いリビングに足を踏み入れた友人の妻が一言。

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