別居が始まった当初はCさんも寂しさを感じたが、1人になったことで気づいたこともあった。コロナ蔓延はマイナスではなく、むしろプラスに捉えているという。
「僕がいかに彼女のことを必要としていたかが、よくわかりました。でも、彼女は僕のことをあまり必要としていなかったかもしれない。結局、お互いに求め合わなければ、恋人関係は成り立たないのかもしれません。コロナは人生をよりよい方向にするための機会を与えてくれたのかもしれないと思うようにしています」(Cさん)
コロナを機に価値観が変化した人は少なくない。それは恋人同士の関係にも、如実にあらわれているようだ。