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地方移住者が実感するコロナ感染者と周辺への風当たりの強さ

「4月上旬に、勤務先でコロナの陽性患者が出ました。私も濃厚接触者だったので、すぐにPCR検査を受けたのですが、幸い陰性。2週間後に職場に復帰しました。しかし、噂は瞬く間に広まり、お客の数は激減。客足が戻る気配がなく、閉店の危機に瀕しています」(Bさん)

 さらにBさんは、このことがきっかけで皮膚科に通院した際、ショックな出来事に遭遇したという。

「それから2か月近く経過しているのですが、先日、発疹が出たので皮膚科に行ったところ、受付で『〇〇に勤めていますよね。車に待機してください』と指示されたんです。職員の方が、私の職場を知っていたみたいで……。結局病院には入れず、皮膚科なのに電話で診療。万が一という感じで、ゴーグルとマスクで完全防備した状態で薬を受け渡しされました。まだまだ周囲の目は厳しいです」(Bさん)

 そもそも地方では、都心と比べてコロナ感染者が少ないということもあってか、感染への警戒心は強い。また、噂が広まりやすいという風土も相まって、感染者とその周辺への風当たりも強くなっているようだ。

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