ツイッターは「匿名掲示板」と同じ
前田さんも西田さんも、ツイッターを情報収集ツールとしての利用は継続しても、発信ツールとしての機能は放棄したようだ。
「元々ツイッターは比較的匿名性が高いSNSではあったと思うんですが、その傾向が強くなっていると感じます。一昔前の匿名掲示板やニュースサイトのコメント欄に近い雰囲気で、ネガティブな投稿が拡散されやすい印象もありますね。そういったなかで、個人的な交流やプライベートの投稿をするのはもう、リスクが大きい気がします。私にとっては、“ちょっと怖い場所”になってしまいました」(前田さん)
「ツイッターに投稿するのは年齢層が高くて、どちらかといえば男性が多い印象で、トレンドになっている話題は私にとっていまいちぴんとこないものも多い。流れてくる情報も偏っていると思うようになりました。インスタはなんとなく写真を見ているだけでもいいし、気楽です」(西田さん)
先月、ツイッター社は自身のツイートに返信できる人を制限する機能のテストを始めたと公表している。ユーザーがツイッターとどう向き合うか、あらためて問われている。