以前のコラムでもお伝えした博報堂生活総研の「消費意欲指数」では、毎月1,500名の生活者に翌月の消費意欲がどうなりそうか0~100点で予想をしてもらっています。これによれば、5月は42.5点と依然低迷(5月としては調査開始以来最低)。ただ、6月は47.9点と大幅反発(6月としてはここ5年で最高)していて、明るい兆しも見えはじめています。特に消費したい分野についても、外食やレジャー、旅行など「コト」への意欲が戻りをみせる結果になっています。
緊急事態宣言も解除され、徐々に市中に人が戻りつつある現在ですが、消費もそれに連れて戻ってくるのかどうか。「モノ」「コト」を巡る消費の流れはどうなっていきそうか。引き続き注視していきたいと思います。
◆レポート/三矢正浩(博報堂生活総合研究所 上席研究員)
参考情報
〇総務省「家計調査」
参考URL:https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/index.html
〇博報堂生活総合研究所「消費意欲指数」
調査地域:(1)首都40km圏(2)名古屋40km圏(3)阪神30km圏
調査期間:2020年5月7日(木)~11日(月) 2012年4月から調査開始/毎月上旬に実査)
調査対象者:20~69歳の男女1,500人
対象者割付:調査地域(1)~(3)各500人を各地域の人口構成比(性年代)に合わせ割付
調査方法:インターネット調査
参考URL:https://seikatsusoken.jp/shohiyoho/2020-06/