実際、イデコを併用できているのは、DC加入者のたった4%ほどだという。さらに、そのたった4%の会社員でも、上限の2万円を掛け金にしている人は少なく、大半が1万円程度を掛け金にしている(図参照)。
ところが、6月5日に公布された「年金制度改正法」により、そうした“壁”が取り払われることになった。
「今回の法改正により、併用の際の規約変更が必要なくなります。2022年10月から、DC加入者も2万円の上限以内でイデコを運用できるようになるんです」
今後、間口が広がることで、老後のための資産形成としてイデコを活用する人がますます増えてくることも予想される。
※女性セブン2020年7月16日号