最後に、定年も視野に入る50代になったとき、どんな商品を選ぶべきか。ファイナンシャルプランナーの山中伸枝さんが語る。
「イデコの受け取り年齢が近いことを考えると、積極的な運用は控え、リスクの低い債券をメインにするのが無難でしょう。より低リスクといわれる国内債券のみの商品もありますから、活用していきましょう」(山中さん)
イデコは60才まで引き出すことはできないが、掛け金を減らすことは可能。家計の事情に合わせて掛け金を減らすなど、うまく調整したい。
図には世代別の「イデコ作戦」にあった商品の一例を記したので参考にしてほしい。いずれにしても、早めに始めた方が受給年齢までの期間が長く取れ、リスクも低減できることはたしか。老後を豊かに過ごすためには“まだ老後なんて”と思っている人ほど検討に入るべきだろう。
※女性セブン2020年7月16日号