緊急事態宣言が出されていた期間は、多くの人々がステイホームを心がけながらも「早く自由に出かけたい」と願っていたことだろう。その後、外出自粛期間が終わると、街なかには徐々に人が増え、“日常”が取り戻されるようになった。しかし、その一方で新型コロナウイルスの感染者数が再び増加。今一度、徹底した感染抑制が叫ばれている。
そんななか、今なお“おうち時間”を貫いているという人がいる。都内在住の山崎さん(仮名、30代男性)は、ウェブサイト、スマホアプリなどの制作を行うIT企業に勤務。今年の3月くらいからテレワークとなり、緊急事態宣言解除後も基本的に自宅で仕事をしているという。
「私は主にビジュアルデザインを担当していて、パソコンがあれば仕事ができます。コロナ前は毎日朝10時に出勤し、夕方6時までみっちりオフィスで仕事をしていました。でも、テレワークになって、ほぼすべての仕事が自宅でできるということが判明し、結局そのまま続いているという状況です。
とにかく満員電車に乗らなくていいのが最大のメリット。以前は朝のラッシュで気分が悪くなるようなこともあったのですが、そういった体調不良は一切なくなりました。睡眠時間もしっかり取れるし、今となっては毎日出勤するなんて考えられません」(山崎さん)
さらに、山崎さんは、今でも最低限の買い物以外は、極力外出しない生活を続けている。
「トイレットペーパーのような生活必需品は、ネット通販でまとめ買いしています。割引クーポンなんかを駆使すると、お店で買うより安くなることも多い。いろいろなクーポンサービスを調べて、お得な買い物をするのもちょっとした楽しみです。