代表的なのは、「メルカリ」「ラクマ」「ミンネ」の3つだが、それぞれ得意分野がある。
「取扱数や利用者数は『メルカリ』がダントツに多いので、スピーディーに売買をしたい人におすすめ。『ラクマ』は手数料が安く、楽天ポイントも使えるので、主婦に人気です。『ミンネ』はハンドメード作品に特化していて、いまの時期は通気性のいい手作りマスクなどが売れています」
自粛期間中はゲームなどの「おこもりグッズ」が売れ筋だったが、最近は夏レジャーに合わせた商品が好調だ。
「季節ものは1～2か月ほど前倒しで出品するのがコツ。夏物を売るなら、いまがラストチャンスです」
フリマアプリの特徴に、高級ブランド品より「プチプラ品」の方が売れるという傾向がある。洋服なら、海外製のハイブランド品よりユニクロの方が人気だ。
「高所得者層はフリマアプリをほぼ使わず、ブランド品は偽物のリスクもあることから安価なものが売れやすい。衣料品ならユニクロ、化粧品ならキャンメイクなどが人気です。学生や、お試しでちょっと使いたいという人たちから需要があります」
フリマアプリでいまが売れ筋の商品は別掲の表にまとめたが、もし、ブランド品や、人気漫画『鬼滅の刃』の関連商品といった「レア」な商品を売るときは、オークションを利用した方が稼げる。
「オークションは、欲しい人が多いほど値が上がりますが、フリマアプリでは値下げ交渉が当たり前になっています。高く売れる“旬”のものはオークションがいいでしょう」
ブームを先取りする勘のよさがあれば、ちょっとしたお小遣い稼ぎは難しくない。
※女性セブン2020年7月30日・8月6日号
