■(4)相続税を計算する
(2)で確認した遺産総額から(3)で計算した基礎控除額を引く。この金額がマイナスなら相続税を申告する必要がないが、プラスなら相続税を申告しなくてはならない。
■(5)相続税も踏まえて、遺産の分け方を話し合う
遺産総額から基礎控除を引いた額がプラスなら相続税がかかる。遺産総額を減らす生前贈与といった節税対策を検討するが、何より大切なのは相続問題を“家族で共有しておく”ことだ。
「遺産をどう分けるか、懸念事項がないかを家族で確認しておきましょう。何にせよ、早めに話し合っておくことが大切です」(前出・曽根氏)
早く始めるほど、賢く相続対策ができる。
※週刊ポスト2020年8月14・21日号